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CourseraにAndrew Ng担当のディープラーニングのコースが登場:Deep Learning Specialization

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本日、オンライン教育サービス"Coursera"に新たな科目が登場しました。みんなもお待ちかね、ディープラーニングの講義です。担当は、機械学習の講義でおなじみ、Stanford UniversityのAndrew Ng教授です。

www.coursera.org

正確には”Deep Learning Specialization”といって、Deep Learningに関する5つのコースがセットになったものです。Specializationに登録すると、7日間の無料体験の後、月間$49を支払うことで5つのコースを受講することができます。全てのコースを修了すると、修了証明書をもらえます(CVやLinkedInに書けるよ!)。もちろん1つのコースだけを受講することも可能です。

Deep Learning Specializationに含まれるコースは、

  1. Neural Networks and Deep Learning
  2. Hyperparameter tuning, Regularization and Optimization
  3. Structuring Machine Learning Projects
  4. Convolutional Neural Networks
  5. Sequence Models

となります。本日Course1が開設され、受講が可能になっています。

講義ページを見てみますと、

このSpecializationでは、ディープラーニングの基礎およびニューラルネットワークの構築方法について学ぶことができます。

CNN(畳み込みニューラルネットワーク)、RNN(再帰型ニューラルネットワーク)、LSTM(長・短記憶)、Adam、Dropout、Batch Normalization、Xavier/He Initializationなどについて学習します。

ディープラーニングの理論だけではなく、健康管理や、自動運転、手話認識、音楽生成など、ディープラーニングの応用例についても学ぶことができます。

とあります(上記は意訳)。ディープラーニングの基礎をひととおり学べる感じでしょうか。

Coursera設立当時から開講されているMachine Learningコースにおいては、言語はOctaveが使われていましたが、今回はPythonのようです(そりゃそうだよね)。フレームワークはTensorFlowを利用とのこと。Jupyter Notebook上でプログラミングを行い、課題を提出する仕組みになっているようです。

受講前にPythonおよび機械学習の基本知識、Numpy、Pandas、Matplotlibを身につけておくことを推奨しています。敷居はそこまで高くなさそうです。

このコースはNg教授が新たに立ち上げた教育ベンチャー deeplearning.aiによって提供されます。deeplearning.aiの狙いは「包括的なAI教育を世界に提供する」ことにあるそうです。

また、彼らは「NVIDIAディープラーニング研究所と協力し、学習者が課題に取り組む際にGPUにアクセスできるようにする」と表明しています。私もまだ講義を受け始めたばかりなのでよくわかりませんが、コースの課題に取り組む際、リモートでGPUコンピューティングが行えるということでしょうか。ディープラーニングにおける計算はハイスペックなコンピュータを必要とするので、優れた計算資源をリモートで利用できるのは初学者には嬉しいですね。以下に原文貼っておきます。

deeplearning.ai is also partnering with the NVIDIA Deep Learning Institute (DLI) to provide labs in advanced, application-specific topics and to give learners access to GPUs for programming assignments. This will give you an opportunity to build deep learning projects in a cutting-edge, industry-like environment.

Ng教授本人からのコメントはこちら。

記事に書かれているコメントを抜粋して意訳したものを以下に貼っておきます。

手頃な料金での医療や、子供ひとりひとりに最適化された教育、安価な自動運転車を提供し、また、全ての人が有意義な仕事に就くことができる。そんなAI社会の実現を私は願っています。 それは、この世の全ての人の人生を向上させるAI社会のことです。

Coursera設立時に開講したMachine Learningコースを受講した者たちが、素晴らしいキャリアとAIシステムを築き上げていったことに驚かされてきました。 この"Deep Learning Specialization"がその流れをさらに推し進め、あなた方が私と共にAI社会を築き上げてくれることを願っています。

Andrew

素晴らしいコメントですね。社会貢献を積極的に行う研究者がアメリカには多い気がします。ロールモデルにしたいくらいです。

さて、コースの話に戻しまして、パッと見た感じは結構良さそうに思えます。ディープラーニングを独学する際、勉強法が確立されてないので学習者は困ってしまいがちですが、このDeep Learning Specializationが決定版になってくれそうな予感がします。

ちなみに、financial aidsを受けるとタダで受講でき、修了証明書も貰えるので、試しに申請してみると良いですよ。収入が少ない人はあっさり通ったりします(私も3つのコースでfinancial aidsを受けています)。

このコース、私も受講しているので、詳細な情報が入り次第追記したいと思ってます。