ウィンDくんのぶっちゃけトーク

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ウィンDくんのぶっちゃけトーク

大学生活・研究室生活・留学に関することを中心に発信しています。その他、FIFAシリーズの攻略記事や書評記事も書いています。

外国語副作用:外国語で会話するとバカになるの知ってた?

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みなさん、こんにちは。

 

ウィンD(@Wynne_D_)です。

 

今回はおもしろい心理現象「外国語副作用」について紹介するよ。

 

外国語副作用とは

外国語副作用(foreign language side effect)とは、習得中の外国語を用いるときに知的レベルが低下する現象のことである。

 

つまり、マスターしていない外国語を話している最中はバカになるということだ。

 

実は言語を用いる際には言語処理思考を同時に行っている。

 

言い換えるなら、相手の発言を聞きながら内容を理解するために考えているし、適切な発言をするために考えながら発言している、ということである。

 

母語を用いる際は言語処理(聞く・話す)がほぼ自動化されているため、会話中の思考に集中することができる。

 

母語は幼少期から長い期間をかけて習得してきたため、言語処理に関しては最小限のメモリだけで実行可能になる。

 

それに対し、習得中の外国語を用いる場合は適切な言語処理を行うために脳をフル回転させなければならない

 

そのため、会話中の思考に割くことのできるメモリが少なくなってしまい、知能が低下してしまうのだ。

 

料理に慣れた主婦は味噌汁と焼き魚を同時につくることなど朝飯前であるが、料理が苦手な夫は2つの品目を同時並行つくるのは難しいこととよく似ている。

発見時のエピソード

外国語副作用は日本人心理学者である高野陽太郎らによって発見された。

 

高野は日本の大学院を修了したのち、米国コーネル大学の大学院に入学。

 

彼がコーネル大学のゼミに出席して愕然としたのは、現地の大学院生たちとの議論に全く参加できないことであった。

 

日本の大学院では日常的に周りの大学院生たちと議論を繰り広げていたため、高野は最初「自分の英語力が足りないから議論についていけない」と考えたという。

 

しかし、そのような経験を繰り返したのち、彼はあることに気づく。

 

「相手の言っていることが理解できない」とか「自分の言いたいことを表現できない」ということとは別に、「相手の発言に対する意見が全く思い浮かんでこない」ことに気づいたのだ。

 

これをキッカケに高野は「慣れない外国語を使っている際は本当に頭が悪くなる」という仮説を立て、実験を実施し見事に仮説を実証してみせたのである。

私も外国語副作用の影響を受けた

私自身も高野と似たようなことを経験している。

 

私は返答までに時間をかけることのできるツール(例:メール)を使ってコミュニケーションをする際は、日本語を用いる際とほぼ変わらない思考力を発揮できる。

 

だが、直接の会話となると素早い返答が求められるので、思考が追い付かず小学生レベルの言葉足らず or 考え足らずの返答をしてしまうことがままあった。

 

「何言ってんだこいつ...」みたいな反応をされることもあったっけ。

 

正規留学生といえど所詮は外国人。

 

英語の試験で良い点数は取れても、英語を無意識に扱うレベルには到達できていない。

 

そのため、私も外国語副作用の影響をモロに受けてしまっていたのだ。

 

当初私は「自分には思考の瞬発力がないんだ」と思っていたのだが、誰にでも起こりうる心理現象だと知って安堵なう。

 

最後に、勘違いしないで欲しいのだが、外国語副作用は「外国語を話すとドンドン頭が悪くなる」という現象ではない

 

母語を話す際には元通りの知的レベルに戻るし、外国語をマスターすればその言語を使用する際の外国語副作用は消失するそうなので、安心して外国語を勉強して欲しい。

外国語副作用に関してもっと知りたい方はこちら