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書籍紹介:ブログの成功技術 / 與五澤 健一 ブロガーにとって大切なものを教えてくれる1冊

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今回の書評は、與五澤 健一氏の「ブログの成功技術」だ。 

2017年4月1日現在、Amazonの 本>ビジネス・経済 >IT カテゴリにおいてベストセラー1位に輝いている人気作だ。

初心者~中級者ブロガーにおすすめ

本書の主張を以下の通りだ。

「ブログ運営において、煽り記事もパクり記事もSEO対策も必要ない。必要なのは『ユーザーの悩みを解決すること』のみであり、これこそが最強のSEO対策である。そのためだけに時間と労力を使おう」

ブログ運営に慣れて本質を忘れかけている初心者~中級者ブロガーにおすすめしたい1冊となっている。

ブロガーが本当に大切にするべきマインドを教えてくれる

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與五澤 健一さん
ウェブサイト「見積り外構工事」から引用

著者の與五澤 健一さんは「見積り外構工事」を運営する建設業者。

「見積り外構工事」は外構工事を扱う比較的マイナーな分野に属するサイトであるにも関わらず、月間16万PVを誇り、1年間で1億円以上の契約を生み出している。

本書は、良質なブログを作成するために必要なマインドから、著作権、記事・文章作成方法に至るまで、詳細に解説している。

この本で最も重要な箇所は、與五澤さんのブログ運営に対するマインドを語っているパートだと感じたので、この記事ではその部分を中心に紹介する。

良質なコンテンツ=人々の悩みを解決することができる記事 

要は、悩みを抱えたユーザーがあなたの書いたコンテンツを見た瞬間に、「これが私の求めていた情報だ!」と心の底から思える記事が価値のあるコンテンツです。

彼によると、良質なコンテンツとは、PVを集めることができる記事でも独自の見解を披露する記事でもなく、ユーザーを完全に満足させる記事のことだ。

「なぜ、人は検索するのか」を今一度考えてください。商品を買ったりサービスに申し込んだりしたいのではなく、情報を知りたいからです。

運営者の個性を前面に押し出しすぎているブログ、商材を売ることだけに焦点が当たっているブログは数多く存在する。

検索エンジン経由でサイトを訪れたユーザー(読者)はそんなものには一切興味がないどころか、むしろ読みたくない。 

検索エンジン経由のユーザーを満足させる記事こそ真に良質なコンテンツだと與五澤さんは主張している。

記事を書くときは、「その人がなぜ、そのキーワードで検索をしているのか(検索意図)」を脳に汗をかいて考える必要があります。

そして、その潜在的ニーズを満たすコンテンツを作成してください。
その悩みに対して、答えとなるコンテンツを作成することだけを考えてください。

これができれば、圧倒的に良質なコンテンツを作成できるようになります

キーワードだけから読み取れる顕在的ニーズではなく、その裏にある潜在的ニーズをも満たす記事を書くことが重要だと彼は述べる。

例えば、「ダイエット 方法」というキーワードで検索する人は、「ダイエットの方法を知りたい」という悩みだけを抱えているのではなく、「片思いの人を振り向かせたい」「美しくなりたい」とった潜在的な悩みを抱えている。

そのような潜在的ニーズを完璧に満たせる記事が人々に求められているのだ。

「書かねば」という強迫観念に駆られて記事を書いてはいけない

ただ、コンテンツを書くとなると、多くの人は完全に読み手のことを忘れてしまいます。その結果、自分よがりのゴミ記事を作成してしまいます。

こうなってしまう最大の理由は、「コンテンツを作らなければいけない」という動機で記事を書いているからです。

さらに分かりやすく言えば、「コンテンツを作成することだけ」に囚われてしまい、「ユーザーの悩みを解決する」という本質を見失っていることが最大の原因です。

ブログを始めたばかりの人、また、ブログ運営に慣れてきた中級者が陥りやすいのが、「毎日更新しなければならない」という強迫感に駆られて、質の低い記事を書いてしまうことだ。

これもよくわかる。私も「とにかく毎日更新しないといけない」と考えてしまって、ついよく分からないネタ記事を書いてしまう...。そのような記事の大部分は検索エンジン経由どころか、SNS経由でもアクセスを集めることができていない。

「ユーザーの悩みを解決する」というミッションを忘れないことが重要だ。

ユーザーの悩みを解決できないブログは閉鎖に追い込まれる

ウェブサイトやブログを運営する際は、「記事を書くこと」だけにとらわれてはいけません。

コンテンツのあるべき姿は「ユーザーの悩みを解決すること」であり、アクセスを集めることではないからです。

これを履き違えてしまうと、アクセスはあるものの、ユーザーから信頼されることのないメディアが完成してしまいます。

ここに価値はなく、批判された後に閉鎖に追い込まれるだけです。

確かに、煽り記事を執筆しまくって人気になったものの、その後に閉鎖に追い込まれたサイトをいくつか知っている。私も気を付けなればなりません。

時間と労力をかけた者だけが勝ち残る

結局のところ、メディアの運営は「時間」と「労力」をかけた人が勝ち残るようになっています。

パクリサイトはいずれ消えますし、引用・転載のみのウェブサイトには価値がないからです。

一方、文章や画像、写真などを全てあなたが作成した場合、必ず評価されるようになります。

そして、それは引用されるようになり、結果として人気サイトへと成長していくのです。

ただし、そのためには莫大な時間と労力がかかることを覚悟してください。

與五澤さんが本書を通じて伝えたいことは、この部分に集約されている。人気ブロガーになりたい人は、彼のマインドを参考にするべきだ

本書には、上で書いたこと以外にも、ブログ運営に役立つ情報が満載である。ぜひ手にとって欲しい。