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大学生活・研究室生活・留学に関することを中心に発信しています。その他、FIFAシリーズの攻略記事や書評記事も書いています。

【書評】一流の記憶法 / 六波羅穣:効率良く勉強したい受験生・大学生・社会人におすすめ

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「勉強したはずなのに覚えてない」

 

「歳のせいか物忘れが激しい」

 

そんな方におすすめなのが、この「一流の記憶法」

 

記憶に関する9つの原則と、12の記憶術をコンパクトにまとめた一冊です。

受験生・大学生・社会人におすすめ

著者である六波羅さんは、知識を豊富に持つことの重要性について以下のように述べています。

 

発想の大家ジェームズ・W・ヤングも言っています。

 

「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

 

要するに、持っている知識が多いほど新しいアイデアを思いつきやすい

 

つまり発想力が高まる、というわけです。

 

知識を増やすことでセンスが磨かれるということですね。

 

では、どのような記憶術を用いれば大量の知識をインプットできるのでしょうか?

 

その答えが本書には載っているのです。

 

この本を手に取ってほしいのは、大量の知識を覚えなければならない受験生や大学生、社会人です。

 

それでは、本書の内容を少しだけ紹介しましょう。

本書の目次

はじめに

第1章:記憶のメカニズム

第2章:記憶の原則

第3章:記憶術

おわりに

ほとんどの人は正しい記憶法を知らない

本書を読んでいる方の少なくない方は、昨日の朝ごはんを思い出せないでしょう。

 

何度も会っていて、名前も何度か聞いているはずの人の名前も思い出せないことがあるでしょう。

 

今朝読んだばかりの新聞の見出しも1つとして思い出せないでしょう。

 

要するに私たちは、大容量の記憶を十分に活かせてはいないわけです。

 

これは実のところ、当然のことであるとも言えます。なぜなら、特定の処理をした情報しか、短期記憶から長期記憶に移行しないからです。

 

私たちが日々触れている大半の情報──昨日の朝ごはんや何度も会っているあの人の名前──には特定の処理がなされておらず、よって、長期記憶にもなっていないのです。

 

情報を長期記憶として保持させる正しい方法を知らないために、覚えたはずの情報を思い出せない状態にある人が多いのです。

 

「覚えたはずなのに思い出せない」「物忘れが激しい」という悩みを抱えている方たちのことです。

 

「情報をいつでも思い出して使うことができる」

 

それが出来なければ、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。

 

いくら必死に勉強をしても、記憶方法が間違っていれば「使える」記憶にはなりません。

 

私たちはなぜ、物事を記憶するのでしょうか。

 

私たちはなぜ、歴史の年号を記憶し、眼鏡を置いた場所を記憶し、料理のレシピを記憶するのでしょうか。

 

それは、必要なときに思い出すためです。つまり、「思い出す」という行為こそが記憶の目的であるわけです。

 

それなのに、物事を記憶するとなると、想起のことは考えずに、情報を入力することばかりに気を使う人が多い

 

これは、間違った態度であるというほかはないでしょう。

 

六波羅さんは、ほとんどの人が情報を入力することのみに気を取られていると指摘します。

 

情報を入力することのみに注力して、脳に定着させる努力を行っていない。

 

これは明らかに間違った記憶法です。

 

六波羅は正しい記憶法(想起法)について次のように述べています。

 

では、どうすれば良いかといえば、短期記憶の中からいくらかその情報が忘れられてから、想起練習をするのです。

 

つまり、1秒の間隔もあけずに、ひたすら繰り返してはいけません。具体的な数字をあげれば、5秒程度は、記憶対象の情報に注意を向けない状態にして、それから思い出すようにします。

 

5秒後に思い出せたら、次はより長い間隔をあけてから思い出します。それでも思い出せたら、さらに間隔をあける。

 

このように、次第に想起の間隔をあけていく方法を延長リハーサルまたは間隔伸長法といいます。

 

この練習を繰り返すたびに、より長い時間、情報を覚えていられるようになります。

 

想起練習の効果を高める方法として、世界中の学習現場で活用されている方法です。

 

このように、1章、2章では、科学的なアプローチを用いて記憶のメカニズムを解説し、適切な記憶法を紹介しています。

頭文字法・物語法・場所法をマスターせよ

第3章では、12個もの記憶術が紹介されています。

 

それぞれに詳しい解説もついています。

 

本書の良いところは、記憶術を実際に使用してその効果を体験できるよう、構成が工夫されている点です。

 

読み進めていくだけで12個の記憶術をマスターできます。

 

本書で学べる記憶術は以下のとおり。

 

  1. 関係法 
  2. 語呂合わせ法 
  3. 頭文字法 
  4. 一連法 
  5. 音楽活用法 
  6. 物語法 
  7. 連想結合法 
  8. 変換記憶術 
  9. 数字形システム・数韻システム 
  10. 数字イメージ変換システム 
  11. ペグ法 
  12. 身体部位法 
  13. イメージ式ペグ法 
  14. 場所法

 

12個もマスターする必要があるのかというと、必ずしもそうではありません。

 

頭文字法・物語法・場所法、この3つの記憶法さえマスターしておけば、普段の生活で困ることはないそうです。

 

カンの鋭い方であれば、字面だけ見ればどのような記憶法なのか予想できるかもしれません。

 

ただ、使い方にコツがありますので、本書を手に取って詳細を確かめてみてください。

 

「読みたい」と思った方は、以下のリンクからどうぞ。